弾けなくて泣くことは果たしてダメなのか、ピアノレッスン編。

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ご訪問ありがとうございます。みゅうです。

アメブロで更新通知をしていない中、お越しくださり嬉しく思います。

本日、ピアノの習い事についての日記です。

↓こちらの日記の続編です。

子どもにピアノを習わせるということ

正しいピアノ教室の選び方

習い事の根本

最後まで、お付き合い頂ければ幸いです。

さて、先週こちらのコメントを頂きました↓

年長の娘が同じくピアノを習っています。習い始めて1年半ほど、バイエル下巻に入り、12月の発表会でブルグミュラーのアラベスクを弾く予定です。
レッスンの途中で泣き出すことが多く、正直困っています。弾けなくて悲しい、悔しい気持ちで泣いてしまうようですが、レッスンは中断、先生にもご迷惑をかけてしまい、どのように声かけしたら良いのか、分かりません。
家での練習はがんばっているので、褒めているのですが、果たしてそれだけで良いのか。先生に少し強く注意されただけで泣き出してしまうので、もう少し打たれ強くなるように家でも厳しくしたほうが良いのか、レッスンで毎回ハラハラしています。
何かご意見をいただけたら幸いです。

byコメントさん

コメントさんありがとうございます。

ほぼ同じ内容のメッセージも以前いただいていたので、こちらで合わせてお返事させてください。

年長さんの12月の発表会はブルクミュラーのアラベスクなんですね。だいぶ前から、発表会の曲が決まることに少し驚きましたが、計画性のあるピアノの先生なんだと、お察し致します。

習い始めて1年半、年長さんでブルクミュラーは早いペースだと思いますよ!!!コンクールも今後視野に入れられるレベルかと思います。

レッスン中で泣きだしてしまうのは、もしかしたら年長さんになってからのことではないですか?今までは順調に進めていたけれども、ここ数カ月の間に起こり始めたことはではないでしょうか?

一般的にピアノの練習が一番大変になるのが5歳・年長と言われています。園では一番のおねえさん、おにいさん。なんでもできる気持ちになるお年頃。それなのに、ピアノはうまくいかない。弾けるはずなのに(と、自分では勝手に思い込んでる)なぜか弾けない。

それに楽譜が進むにつれ難易度が上がってくるということを子供は知りません。わかっていたとしても、何がどう難しくなるまではもちろん理解できません。

よって、今まで弾けていたのに弾けない事態が起こる。当たり前のことです。

弾けないのは、悔しい。

弾けるようになりたいから、頑張る。

けど、弾けない

悲しい

最後は結局泣いてしまう。

一度弾けてしまえばその山はこえられるけど、その山をこえるまでにはたくさんの努力が必要です。楽譜がすすむにつれ、その曲にかける時間は必然的に長くなり、今までと同じように同じ時間でできていたものができなくなります。

私は、弾けなくて悔しい悲しい・・・それも音楽をやっていく上でとても大事な感情だと思いますし、それはいずれ音色にも反映してきます。泣いたっていいじゃないですか。

どの楽器も始めから弾けないし吹けない。最後はできるようになるまで、努力できるかどうかであり、難しい曲を弾ける弾けないは、あまり関係なく結局自分との戦いですよね。

子の場合は、その葛藤に親が付き合わなければならず、何が大変ってそれが大変!その葛藤の中、練習させないといけないんですもの。大変ですよね。

練習しないなら、やめせればいい!という意見もあります。しかし、誤解しないで欲しいのですが、ほぼ全ての子は親が”練習しなさい”というまで練習しません。子供は週に一度ピアノのレッスンに行けば弾けるようになると思ってます(笑)そんなものです。

それにコメントさんがおっしゃってる娘さんが先生にかけているらしい”ご迷惑”、それって本当に”ご迷惑”かけているのですか?迷惑です!って先生に言われたんですか?

コメントさんが、娘のその態度で先生に迷惑をかけている!と思っているだけであれば、レッスンは見守ってみてはどうでしょう。(自分ができない見守りを、読者さまに提案するブログ主)

その先生だって、たくさんの年長さんを見てきて、自覚が芽生えた年長さんのレッスンがいかに難しいかよくわかっていらっしゃるかと思います。

弾けなくて泣く。弾けなくて怒る。弾けなくて暴れる。そして、その態度で母親とぶつかる。

それに耐え切れず、ピアノを習わせない親御さんもいらっしゃいますし(その気持ち、わかる)、途中でやめてしまうご家庭もあります。様々ですよね。

先生の方針で、泣くなら辞めろ!という方針の先生もいて、ちょうどリアルタイムで先週土曜日、保育園のママ会があって、3年生のおにいちゃんをもつママから、ピアノをクビになったんだよ~という話を聞きました。

そのお兄ちゃんもできないと泣く、できないから練習しなくなり、こんまま続けていても意味がないと先生から言われクビになったと聞きました。

個人的には、どんなに個人のピアニストとして優れていても、指導者とはまた別問題だなと思っていたところです。新芽を摘んでどうするんでしょうね。

ちなみにその先生、のん太郎の先生とはまた別のタイプの先生なのですが、それが良い悪いは習わせる親が判断し決めていけば良いのですが、コメントさんの先生が”弾けなくて泣く”というその成長過程を見守ってくださるなら、そのまま様子を見てはどうでしょうか。

>家での練習はがんばっているので、褒めているのですが、果たしてそれだけで良いのか。

それでいいじゃないですか!それに頑張っていなければ、ピアノは弾けません。コメントさんの場合は1年半でそこまですすみませんし、12月のアラベスクの提案はなかったと思いますよ。

>もう少し打たれ強くなるように家でも厳しくしたほうが良いのか、レッスンで毎回ハラハラしています。

打たれ強くなるために、ピアノの自宅での練習を厳しくする必要はないですし、別問題で他にも打たれ弱いのであれば、違うところでその”厳しくする”を実践したらどうかなと思います。なんとなく、ピアノ以外で大きな困りごとがないようにお察し致しますが。のん太郎なんて、響かないので、むしろ羨ましいですよ。

ピアノを通して打たれ強くなって欲しいわけではそもそもないでしょうし、今のご自宅でのスタンスで上達しているので、今のままで良いのかと思います。

もし、レッスンに行きたくない!とまでになるようでしたら、改めて娘さんとの話合いが必要だと思いますが、レッスンに行きたくない理由は先生から毎週出される課題の曲がうまく弾けないからでしょうから、自宅での課題の曲の完成度を高める必要はありますよね。

最後に・・・

なぜ、ピアノを習わせたのかもご家庭によるところだとは思いますが、1つ言えるのは音楽とはすばらしいものということ。何年も何十年も何百年も前のものが色褪せることなく現代に生きているということ。それに私たちは触れることができる。

私ものん太郎とのレッスンはできるだけ褒めようと心がけています。

そもそもまだ5歳。学校へ行ってるわけじゃない。練習しようと思ってピアノの椅子に座れたらそれだけで偉いかなと思います。

えっと・・・ハードルが低いかもしれませんが、音楽に関しては常にプラスのアプローチで向き合っていくというのが、目標なんです。音を楽しんで欲しい。これ、私の願いです。弾けなくて怒るのではなく、弾けるようにどうしたら良いか一緒に考えたい。

のん太郎には、楽しい曲なら”もっと笑って弾いてみて”と言いますし、短調の曲なら”悲しい気持ちになってみて”なんて言います。③拍子のワルツの曲なら、ピアノを弾いていても心では踊ってて欲しい。今は夕日の曲を弾いてますが、夕日を見てイメージさせて練習してもらうようにしています。親のアプローチ、とっても大切です。

あと、ビデオカメラに撮ってあげて弾き終えたあと一緒に感想を言い合うのも良いですよ。自分の演奏を客観的に見る・聴く。これもとても大事です。うまくなりますよ!

ついつい音楽のこととなると、偉そうに書いてしまいます。すみません(笑)

また何かあれば、いつでもコメントさんをくださいませ。

できなくて泣いてしまうことに、マイナスに関わるのではなく、プラスに関われることを祈ってます。

私もがんばりますね。

いつもありがとう。

美羽

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コメント

  1. アバター くりこ より:

    先日質問をしたものです。何度も繰り返し読ませていただきました。とても参考になりました。ありがとうございました!

    先生は、子供は褒めて伸ばす、を実践されていて、とても褒め上手。たくさんの生徒さんが通われており、発表会もレベルが高いです。子供は嫌がらず通っていますが、レッスンで泣き出すと大号泣になってしまいます。
    以前、先生から幼稚園の子は泣かない、保育園の子は泣く、と言われたことがあり、うちは保育園ですが、泣くことに対して、先生の前でどう対応すべきか、親の悩みにもなってしまっていました。

    「ほぼ全ての子は親が”練習しなさい”というまで練習しません。子供は週に一度ピアノのレッスンに行けば弾けるようになると思ってます(笑)そんなものです。」
    あぁ、そんなものかぁと思いました。
    自分から練習する子になってほしいとあれこれ言ったり、第1子なのでつい色々口出ししたり。しっかり練習させて、レッスンで泣かないようにさせなきゃ、とか先生の前で良い格好してもだめですよね。
    もっと気楽に、音楽を楽しめるようにしたいなって思いました。

    習い事の記事、とても興味深く読ませていただいています。下の子がお邪魔をしたりしませんか?うちは3歳の妹が横からちょっかいを出したり、楽譜に落書きしたり、毎日の練習が戦いです。

    今後も楽しみにしています。

  2. myu7 myu7 より:

    くりこさま
    また明日の日記でお返事をさせて頂く予定です。
    いつもありがとうございあます!!叶うことなら、娘さんのレッスン見てみたいですー!

    そうですね。先生の前で良い恰好・・・してるつもりでも、先生は音楽を通し見抜いていると思います。だからこそ、家でしっかり練習している姿も想像がついている中での先生の指導だと思います。1曲、指の動きをみればどれだけ練習してきたかわかりますもんね!