未就学児におけるADHDの特徴と受診を決めた長男のチェックリスト

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ご訪問ありがとうございます。みゅうです。

5歳児健診にて、次回は時間を長めにとりIQテストをしましょうと言われてから早や半年。WISCと呼ばれるそのテストは、5歳から実施可能だが6歳からが望ましいと、心理カウンセラーの話もあり実施をしばらく見送っていた。

早生まれということもあり、6歳になった頃は卒園の準備に忙しい時期であり、できるだけ日常に近い精神状態で受けた方が良いというすすめもあり、なかなかテストを受けられない日が続いている。

また3月は子供達の心がざわつく時、4月は小学校入学となり不安定な時期。そして今年の5月は10連休があったり、5月末には小学校の運動会・・・・。

まだまだテストを受けられそうにもありません。

5歳児健診を受けようと決め、実際に医療機関を受診した時がもうずっと前に感じるほど慌ただしく、良い時もあり悪いときもある濃密な時期だったように思う。

もう・・・グレーをシロにしようとは思っていないし、ただ・・・ここぞという時に、せめてそのソワソワ感が無くなればとは思うので、数妙だけでもじっとする訓練は家でも継続しているが、おそらくのん太郎の中でその”じっとする”というのは相当難しいようで、すでに2歳児の妹の方がよくできている。

妹ののん子はどんどんしっかりしてきており、私がよく外出時にオムツを忘れてしまうことを最近認識し、自分のリュックに自分のオムツとおしりふきを詰めるようになった(汗)最近は、それに加えゴミ袋もリュックに詰めている・・・。そして今日は・・・

『ママ、おきがえ、いる?』

と、聞いてきた・・・・。その能力、どうか兄に分けてくれ~!!!

気持ちの切り替えも妹は上手な方で

夕暮れチャイムが鳴ったらすぐ帰るよ?と事前に伝えておけば、鳴った瞬間に後片付けをしだし帰る準備をしてくれる。コレ本当に助かる・・・(泣)

そして、最近は夕暮れチャイムがなると自分の片付けをしながら・・・

『にいに~おかたじゅけだよ~。かえるじかんだよ~』と、声掛けまで完璧だ。

そして、兄。妹に上から目線で来られてもそれに対し何も思わないのか

『のん子ちゃん、ちょっと待って。もうすこし遊びたい!』

と、普通に返事を返していた。兄としてのプライド、ゼロ。

個性あふれる兄。ちゃんとしたい気持ちが強い妹。

同じように育てていてもそれぞれである。

さて、長男のADHD。私がADHDかもしれないと疑いはじめ悩んでいた時に、よくインターネットサイトにお世話になった。

のん太郎が発達障害の一つであるADHDだなと思ったのは、そのADHDの特徴である「不注意・多動性・衝動性」のその全てに当てはまると思ったからだ。

●不注意集中力が続かない、気が散りやすい、忘れっぽい。

●多動性じっとしていることが苦手で、落ち着かない。

●衝動性思いついた行動について、行ってもよいか考える前に行動してしまう。

私と同じように、もしかしたら我が子はADHDかも?と疑い始めたらその相談先は、病院より担任より夫より、まず先にインターネットで検索することがほとんどだと思う。

そんな私も、何度も何度も

『ADHD こども』『ADHD 多動性』『ADHD 衝動性』『ADHD チェックリスト』『ADHD 特徴』

などと、いろんな用語を検索窓に並べてきた。

何度も同じページを開いたりもした。参考になったり、ならなかったり。どれも当てはまるようで当てはまらない。

それはなんでだろうと考えた時、インターネット上にあるほとんどの情報が小学生以上を対象としたチェックリストが多く、また読み進めていくと文面にも『小学校の入学以降に診断がつく場合が多いとされ、学業がいざ始まった時に、親や先生が気付く場合が多い』と書かれている。

しかし、本当にそうだろうか?

もちろん本人が困っていない以上とりたて問題はないし、小学校生活もうまい具合に友達に溶け込み勉強もそれなりで、担任の先生が良き理解者であった場合、案外スムーズにことが運ぶかもしれない。

ただ、それとは別の視点とし、親が客観的に子の特徴を把握しておくのは大切なことで、この先周りの環境が全て運よく進むことなんて、まずありえない。

いつ何があっても、すぐに”気持ち”がうごけるように、5歳児健診のように利用できる支援は多いに利用すべきと考えるし、必要な時に適切な対応をとっていきたいと常に考えている。

通級ひとつとっても、先生やスクールカウンセラーから打診があっても、実際は二の足を踏んでしまう親が多いと聞く。もちろんその気持ちもわかるが、ここは一歩親が踏み込む勇気も必要なのかもしれない。使える制度を子供が利用できるように、もっと開かれた支援制度になっていければ良いと思う。

常に我が子にとって最善の環境を提供できるよう、情報収集を欠かさずにいたいと心がけている。それができるのは親しかいない。

個人的に、ADHD傾向の強いグレーゾーンのこどもは、就学よりもっと前に親が”何かが違う”ということに気付いている場合が殆どだと私は思っていて、小学校に入って気付くことが多いっていう記載に、私はそれは違うだろうよってよく思っていた。

しかし、なかなか無い未就学児のADHDのチェックリスト。幼児においても年齢を理由にできない「不注意・多動性・衝動性」は顕著にでてくると思う。

この3つの特性のうち、何かひとつ大きく症状として現れる子もあれば、のん太郎のようにバランスよく(笑)現れる子がいたりと、その特性は様々だと考えます。

今日は、ここでのん太郎が受診を決めたキッカケを書き留めておきたい。

これから先もしかしたら誰かの何かの参考になるかもしない。受診を決めたキッカケはひとつの要因ではなく、無数の要因がいくつも重なりADHDという一つの疑い病名へと辿り着いたなと私は思っている。いつか育児でパンクする前に、育て方なんかじゃなかったんだと早い段階で気付けるように、ここに書き留めておこうと思う。

インターネットのチェックリストの中には、子供だったら全員当てはまるんじゃないか?というのもあって、私は受診になかなか踏み切れなかったけど、結果的にのん太郎の受診の決め手となった普段の行動を書いてみた。また、手をあげるなど、一般的とされる行動があてはまらないものも記載してみました。

※辛辣な表現があるかもしれませんが、お許しください。

□じっとしているのが苦手

→これ、よく言われていることなので、ひとつ掘り下げたいと思います。

テレビを見ている時はじっとしていますが、その一方でテレビに夢中になると親の声も聞こえなくなります。だから何かに集中している時に、じっとしていられるから大丈夫というわけではないんです。

またとりわけ年中、年長あたりになると、絶対に静かにしなければならない場面というものに遭遇にします。何かの待ち時間であったり、誰かが大事な話をしている場面であったり。それは、のん太郎の興味のないものであったりするため、のん太郎にとって無意味とされる場面での”じっとする”というのはかなり苦痛なようです。必ず体のどこかがうごいています。

(※のん太郎の場合、おしゃべりはないのですが、おしゃべりがとまらないのも多動の一つ)

普段も基本ソワソワ系男子ですが、絶対に静かにしなければならないという状況下におかれるいつも以上に落ち着かなくなり、わざと声を出したりします。そういうところ、とても気になっており、以前は不真面目だからと認識していましたが、本当に苦手だったんだなと最近は自分の考えを改めるようになりました。ただ、なかなか人にわかってもらえない行動の一つです。

□自分のものと人のものとの境界線があまい

□よく物をなくす・忘れ物が多い(次は忘れないようにしよう!とかがない)

□片付けが苦手。元の場所にしまえない。物は出しっぱなしやりっぱなしが多い。

□くちごたえが多く、基本的に『はい』と言わない

□自分の時間軸から抜け出せず、今自分がやりたいことを、常に最優先する。

□マンションなどのエレベーターに乗ったりした場合、自分から挨拶をしない。

□人見知り・場所見知りがない

□スーパーなどの魚売り場等で、包装してあるものでも力強く触ってしまう。

□触ってはいけないよときつく注意されても、自分の触りたいという欲求が勝りなかな自分の行動をとめることができない。

□目に入った気になったものには触らずにはいられず、非常ボタンなどを押してしまったことがある

□怒られても怒られても響かない、あまり反省をしない

□怒られている時、人の目を見ることができず、わざと焦点を避ける

□頭がすごく良かったり、頭がすごく悪かったりする

□自分が周りからどう思われているか、あまり気にしない

□お友達の悪口を言わない

⇒一見してこれは長所に聞こえるが、たしかに長所でもあるが、人の行動に対して良いこと悪いことと判断することに欠けている。そろそろ周りの行動が気になっても良い年ごろだが(年中・年長)、周りが良いことをしてようが悪いことをしてようが、彼にとって心を動かされるのはそれが楽しいかどうかだったりする。

□根に持たない

□聞いて行動するより、文字を見て行動に移す方が得意

□頭は悪くないが、行動はバカ

□興味があることに関しての記憶力がずば抜けているのだが、興味がないことへの無関心ぶりがプロ級

□コミュニケーション能力はあり、人が傷つくような言葉は言わない

□自分から手を出すことはない

□遊びを途中で切り上げることが苦手

□キャスター付きの椅子は遊び道具でしかない。それがたとえ診察室であっても。

□遊んではならないところとわかっていても、好奇心が勝る

□お友達と遊んでいた際の順番は守ることができ、割り込んだりはしない

□最後まで人の話ききなさいとよく言われる

□一番衝突するのは、ママだったりする。

□ずっと隣にいたはずなのに、気付いたらいない。

今までものん太郎と何度も何度も衝突してきたし、グレーだなと思っていても注意しないわけにはいかないので、同じことを何回伝えてきたかわからない。それはこの先も続き、のん太郎のように『個性の強い発達見守り児』の母親は、想像以上の苦労がある。こればかりはその母親になってみないとわからない。

またグレーの場合、周りからは躾だよと思われている節があるので、なかなか世間の目というものもしんどかったりする。育児を何倍も何倍もしにくくさせる。

子育てとは、まずは生まれ持ったその子の”気質”を母親が受け入れることから始まるのだと思う。のん太郎が生まれ、それを身をもって感じた。しかし、その第一歩はとても勇気のいるものかもしれない。

”気質”を受け入れること。正直なところ私はまだまだだけど、のん太郎の母親としてできることは、のん太郎の得意なことを好きなことを増やしてあげること。その機会にどんどんのん太郎を連れていくこと。

そんな好きなことを通し、自己肯定感を高めて欲しい。

ADHDの子の中には、何か突出した才能がある子がいる。

興味があるから、そこに何時間もの時間を費やせるのかもしれない。

そして回りは、ADHDだからそれは特殊才能ねと思うかもしれない。

しかし、それがたとえ”特殊才能”だったとしても、彼らの努力がそこにあったことを絶対に忘れてはならない。

いつもありがとう。

美羽

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