退職願の提出

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ご訪問ありがとうございます。みゅうです。

大阪在住の皆さま、大丈夫でしょうか?被災地に大雨の注意報が出ており心配しております。2次災害にも十分にお気をつけくださいませ。中には災害時でも出勤しなければならないお立場の方もいらっしゃるかと思います。どうかどうか十分にお気をつけください。

昨日、職場の事務長(いわば社長)に退職願を出してきました。

私自身、退職願を書くのは人生でこれで2度目。もうかれこれ十数年前に1度書いたきり、もちろん書き方なんて忘れている。以前書いた時は、手書きだったなぁと思いつつ、今回はパソコンで仕上げ、理由は一身上の都合とした。日付けは7月31日までと決めた。

印刷し、退職願と書いた封筒の中へ入れた。感慨深いものがあった。

所属長を務めてくれている彼女はいないまま、退職願を出すことになるとは退職を決めた時は思いもよらなかった。フルタイムでいることは7月31日とし、いったんそこで退職の形をとり、8月以降の勤務は彼女の治療状況や部署内の忙しさにより流動的とした。

*同僚の癌と退職日の延期*

実は、退職願を出すことも迷ってはいた。それでも今回ぎりぎりになって出すこととしたのにはわけがあった。

彼女とは連絡を随時取り合っており、色々全身精査も進みもしかしたら、子宮温存の形で治療をすすめていけるかもしれないとのことだった。

子宮が残せるなら、それ以上のことはない。ただしそうなると手術とは違い時間をかけての癌治療となるため復帰までにかなり日数がかかると。だから、中途の採用をかけていって欲しいと彼女から打診があった。そして、彼女から美羽さんの人生は美羽さんのもので、子育ては今しかないから予定通り7月の退職のまま次のライフステージへすすんで欲しいと、言葉があった。

複雑だった。子供を望んでいた彼女は子宮を残せるかまだ微妙な段階の今、私の子育てのことに気を使わせてしまった。なんともやりきれない気持ちが心の中で今日もざわつくが、彼女の言う通り子育ては今しかない。もちろんそれはわかっている。けど、何とも自分が薄情な気がするのも本心だ。

そんな中、彼女の治療が良い意味で長引くかもしれないと話があり、おそらく年内復帰は厳しいと。今後の人事配置を考えるとやはり中途採用は必須であり、私の退職願の提出とともに、中途採用の募集をかけていくはこびとなった。色んなことがここ数日で動いた。

そして事務長のところへ退職願いをもっていくはこびとなったわけだ。

両手で差し出すと、私の前で事務長は両手で大きなバッテンを作り、少し笑いながら「受け取れない」と言った。もう一度差し出すと隣のデスクの人に「これ、シュレッターかけといて!」と、言った。思わず笑ってしまった。

こんな大変な時に申し訳ないという思いを伝え、中途採用を早急に進めていくこととし、早々に採用が決まる思うので、その方の経験年数にもよるがぎりぎりまでその新入職となる方の指導を行うこととした。

事務長もまた子育てが落ち着いたら、また復帰してほしいと。その言葉は私への労いだと感じ、ありがたい言葉だった。今まで頑張ってきてよかったと、そう心から思えた。

退職を決めてからもずっと、どうしてワーママとして頑張れないんだろう・・・という気持ちや、もっと子供といられる時間を作りたいと気持ち、真逆とも言える自分の感情がひしめき、しかしそれはどれも本心だった。

その気持ちをかかえたまま7月31日付けの退職願を出したのであったが、事務長室をあとにした私の心はとても軽かった。やっと出せたといった気持ち、退職後大丈夫かな?という気持ち、色々と思うことはあるけど、安堵した自分がそこにいた。

なんだか、本当に・・・ほっとした。ほっと、したんだよね。ふぅってため息のようでため息じゃない、息をはいた。

8月以降の生活はまだ見えないところはあるけど、一つだけ決めていることがある。

ずっとバリバリ働いてきて、子どもができて時間こそ限られるがそれでも社会人として精一杯やってきた。仕事が私の誇りだったから。

だからね私、専業主婦になってもバリバリの専業主婦になりたいの。

うわぁ~暑苦しいと思われそうだけど(笑)けどね、バリバリの専業主婦になるから、これからもどうかよろしくお願いします。

いつもありがとう。

美羽

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