幼少期に大事なことは、ピアノの音が言い当てられる事よりも譜面が読めること

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ご訪問ありがとうございます。みゅうです。

今日のテーマは習い事日記『ピアノ編』です。

ちょうど昨日、地方に住むお友達から電話があって『どんなのピアノ教室に子供を習わせるべきか、グループレッスンか個人か・・・』と相談があったので、今まで書いてきたピアノの先生の選び方を友達に伝え・・・

*正しいピアノ教室の選び方

*正しいピアノ教室の選び方②と弾き込みの大切さ

*子どもにピアノを習わせるということ

そーーしーーてーーーー!もう一つ!!

ブログに書いてないけど、とても大事ことあったじゃーん!と、お友達との電話で気付いたことがあり、それを読者様にもお伝えしたくブログを書いています。

けっこう大事なことを書いていきますので(自分で言うのもなんだけど・・・笑)最後までお付き合い頂けたら幸いです。ピアノのお教室を選ぶ上でとても大事なことですから。

さて、今日のテーマは『譜読み』です。

音楽の世界は『譜読み』から始まり『譜読み』で終わると言っても過言ではなく、一度弾けるようになった曲でも、実は作曲者の意図がまだまだ音に表現しきれていなかったり、ずっと前に先生からマルをもらった曲でも、数年後見直してみたらまた新しい発見があったりと、音楽とは常に新しい発見の連続です。

モーツァルトが生きてた時代は、1756年~1791年。ベートーヴェンが生きてた時代は、1770年~1827年。(モーツァルトは太く短い人生だったんですよね)

1700年代と言えば日本はまだまだ江戸時代、徳川家の時代。日本が戦をしていた時、そんな時にモーツァルトやベートーヴェンは、今や世界中誰もが知る名曲を数多く作り上げていた。

ベートーヴェンやモーツァルトが残した音楽の重みを、子どもに伝えることは音楽未経験者でも十分にできることで、いつも私はここで口うるさいくらい言ってるけど、200年以上も前の曲が時を越えてもなお今ここにあることのすばらしさ、それがどれほど尊いことか・・・・。

私は有名な作曲家たちの楽譜を『譜読み』するとき、いつもワクワクしてた。楽譜を見ながらCDを何度も何度も聞いて、日々”音楽”のすばらしさに感動していた気がする。

そう、その『譜読み』。

譜読みができなければ、絶対にピアノは弾けない。

いわゆる”耳コピ”でピアノが弾けてしまう人が稀にいるけれど、それはもちろん例外。

ここで、こういう人もいるじゃん!という話を掘り下げても意味がないので、今日は『譜読み』ができることがどんなに大切かを話していきたい。

もう一度言う。

『譜読み』ができなければピアノは弾けないし、ピアノを弾く上でまず何が一番大変かっていうと、それも『譜読み』。

それは年齢が幼ければ幼い分、音符を理解をするという意味で大変であるが、大人になってから始めようとした場合も柔軟性がなくなっているせいなのか、これまたなかなか大変である。やはり、ピアノをはじめるのはどうしたって幼い方がいい!ぜひとも指が成長する前に。

(※こんなことを言いつつも、大人になってから習うピアノも大大大賛成です!)

さてここで、注意をしなければならないのが”耳コピ”です。

”耳コピ”って、できた方が良いと思いますか?

聴力を育てることはもちろん大事なことなんですが、ピアノのレッスンへ通い続けるということで聴力は十分に育ちます。だから個人のピアノの先生って、まずは”聴力”を育てましょう♪”とか”とりあえず譜読みはしなくていいですよ!”なんて言わないんじゃないかな?と個人的に思っています。

だからね、ピアノって気にしなくとも聴力は育つし、気にしなくても自分の耳で音を聞き分けられるようになります。ごくごく自然に。私もいつから聞き分けられてたかわかんないし、聞き分ける練習もとくにした覚えはない。けっこうそんなもんだったりします。

音楽のグループレッスンももちろん良いですし、それを否定するものでもなく、ご近所にピアノの個人レッスンがない!という場合もあるでしょうから、もうそれはどの習い事も住んだ場所の運みたいなものもあるかな~と思っています。

だから何度も言うけど、聴力を育てることは気にしなくても子供の聴力は十分に育ちますので、それよりも何よりも楽譜を読めることを第一に、ピアノの教室を考えていった方が良いと私は思います。

そもそも、楽譜には何が書かれていますか?

ト音記号にヘ音記号、拍子に調号。これらを確認して、書かれている音符をよんでいきます。それが譜読みですね。

そのためには・・・

*音符の理解⇒全音符・ふてん二分音符・二分音符・四分音符、等々

*音の場所の理解⇒楽譜の音符と鍵盤の位置が一致する

この、楽譜の音符と鍵盤の位置が一致することってとてもとても大事です。これが幼少期からできたら、良いなと思います。

曲の練習を音符から入らないで、ただ単に耳から入るとすればそれはリトミック。ピアノのレッスンはそこから一歩踏み込み、3歳でも4歳でも音符から入ります。

まずは五線譜がない音符だけの楽譜を使い、音の高い低いの理解から入る。音が高くなれば音符は上へとあがるし、音が低くなれば音符は下へと下がる。

それが身についてきたら、五線譜の導入。4歳ともなれば、五線譜の理解が徐々にできてくるので、のん太郎のピアノの先生の場合は、その子その子の時期に応じて五線譜でのピアノのレッスンに移行していきます。良い先生の場合、これがかなりスムーズです。

この時点で十分に耳は鍛えらているのです。子どもってすごい!

のん太郎のピアノの先生は、ドの音を弾いてドと答えられるのはピアノをやっている子なら当たり前。それよりも、楽譜が読めることの方が何倍も大事と言います。

まさにその通りで、耳コピはつまりマネっ子であり、先生の弾いた音を覚えてそれをピアノで弾くことよりも、楽譜を見て鍵盤の位置がわかりそれをピアノで弾けることの方が、何よりも重要なんです。

そして、耳コピにはいずれ限界がきます。楽譜を読めないことには、ピアノの上達はありません。

だから、ピアノで「ドレミ」と弾いて『ドレミ!』って子どもが言いあえてることよりも、五線譜のドレミを見てドレミとピアノで弾けるようになる、そんなピアノ教室を選んで欲しいと思います。楽譜を読むのは二の次ですっていう先生は、要注意です。

もうこれね、本当に大事ですからね。もう泣いちゃうくらい大事なのよ!!!

のん太郎の先生は耳コピして練習してきた曲か、自分で譜読みをして弾けるようになった曲かも見抜きます。のん太郎がまだピアノを習い始めた当初、良かれと思ってのん太郎に、私が見本として練習曲を弾いて聞かせてた時がありました。

すぐさま、その練習方法はやめるようにと先生から指摘。それはお母さまのマネっ子であり、それを積み重ねていくと、自分の力で楽譜を読まなくなります。そうなるといずれものすごく大変な時期がきます。自分で楽譜を読む力をつけていってもらいましょうと。

だから耳コピ期間(耳コピしてピアノを弾く)が長ければ長いほど、そちらの方が子どもは楽なのでピアノの楽譜、譜読みからどんどん遠ざかります。楽譜から遠ざかるということは、本当の意味で”ピアノが弾ける”ということから遠ざかるのです。

だから、ピアノを始めた時から音符と楽譜とピアノはセットという先生を選ぶことが大切です。大切ですっていうよりも、大大大前提!!!

素敵なピアノの先生と出会ったのん太郎のピアノ歴は今月で1年半。

のん太郎の使ってきた楽譜の推移を最後に紹介しますね。

まずは、ピアノパーテイーAからスタートです。

3歳児からレッスンが可能というピアノ教室が多いかなと思いますが、3歳でもこちらの楽譜を使います。

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同時進行で・・・

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ピアノをやっていくと音符を書くという場面が多くあり、これはその前段階の教材。自宅学習に使います。

ピアノパーティーAが終わると、続いてパーティB。

このパーティBのラストで五線譜が出てきますが、五線譜が出てきた時点で音符の”上がる”と”下がる”と”同じ音”の理解が楽譜上でできてきます。(まだ譜面の音とピアノの位置は一致しません)

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そして、五線譜だけの楽譜へと完全移行のパーティC。

これをやりながら、五線譜上での音符の音とピアノの位置が一致していきます。

4歳半から始めたのんたろうですが、ちょうど5歳の誕生日でこのピアノパーティーのA・B・Cの3冊を終えました。半年かけて3冊が終了し、5歳0カ月から『ぴあのドリーム4』に入りました。

1曲1曲、長くなっていき難しくなっていきます。

この楽譜に入ったら、もうすっかり五線譜でのレッスンとなっていき、ピアノを弾くためには楽譜をよまなくてはならないということが自然と子供ながらにわかってきているはずです。

この頃から、楽譜も難しくなってくるので、1曲仕上げるのに時間がかかるようになります。

しかし、驚くほど楽譜への導入がスムーズで、私が昔、長い長いと感じたバイエルとは正直全然違うなという印象です。

私もこんな楽しい楽譜で練習がしたかった。今の子たちって本当に恵まれてるなと・・・笑

続いて、ぴあのどりーむ5へ・・・

そして、今やっているのがこの”ぴあのどりーむ6”となります。

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これが終わればブルクミュラーとなりますが、なんともまぁ・・・難しい曲ばかりで、新しい曲にとりかかる直前まで、本当にこんな難しい曲を弾けるんかいな?と思いながら、のん太郎の練習に付き合っています。

このどりーむ6が終えたころは、ピアノが弾けると言って良いレベルへと達します。練習も、同じ時間をかけてでは、1週間間に合わないと感じるようになってくれたら上出来なんですが、まだまだのん太郎さん(6歳1カ月)そこには気付いていないようです。

そしてこの教本のもう一つ素晴らしいところ。

ただただ曲が難しくなっているのではなく、調の理解もできるようにうまく作られています。ハ長調からはじまり、ト長調・ニ長調・ヘ長調・イ長調・イ短調・最後に変ロ長調です。

だからなのか、曲を弾く前に何調の曲なのかを理解が同時できるようになっていてそれも感心。調の理解って、大事なんですがなかなか子供には難しいところで、それをわかりやすいように、やさしい調からはじまっています。作った人すごいな~って楽譜を見るたびに思います。

音符を書く方の自宅学習も同時進行で続いており・・・

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続いて・・・

こんな感じですすんでいきます。

今も昔も、音符を書くという練習はあまり変わっていません。

そして、テクニック系教材は前回のブログで紹介した通り、ハノンとバーナム。

⇒長男(6歳)ピアノコンクールへの出場を決意、練習方法の変化と対策

6歳ともなると、どんな意図でこの楽譜の練習をするのかもわかっていきます。

ピアノって、当たり前ですが右手と左手が違う動きをする。右手はメロディーだから強めに弾きますが、左手の伴奏は同じ音量で弾くわけにはいかないから、音量の調節までしなくてはならない。

そして、楽譜の強弱記号や臨時記号、音楽記号(スタッカートやスラーなど)など様々なことを気にしながら曲を弾かなくてはなりません。その上、書かれていない作曲者の意図を読み取って弾け!とかまで言われる(笑)足のペダルなんかも出てくるし、ピアノを弾くってものすごく頭を使います。

楽譜が進むにつれ曲が難しくなり、すぐには弾けなくて、投げ出したくなる時もありますが、それでもピアノは子供に色んなことを考えさせ、そして教えてくれます。その得られたものの大きさを子供が感じるのはもっともっと先かもしれませんが、いつかそれに気付いてくれたら、母は嬉しいです。

いつもありがとう。

美羽

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