長男、5歳児健診で引っかかる。けれど本当に『育てにくい子』なのか

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ご訪問ありがとうございます。みゅうです。

北海道の在住の読者様の安否が確認できました。停電等の被害もあったようですが、まずは無事でおられたことに安堵しております。それでも、多くの被害があったこと、お亡くなりになった方もいらっしゃったこと、胸が痛みます。一日でも早く今まで通りの生活に戻れるようにと祈ってます。

コメントさん、メッセージさん、本当に本当にいつもありがとうございます。ありがたく読ませてもらってます。メッセージさんに関しては、こちらから返信ができないようです。すみません。

それでも、本当にありがたく読ませてもらっているのと、気になりだしたら止まらない私の性格を、どこか起動修正してもらっているように思えます。

先週、5歳児健診へ行ってきました。結果はタイトルにある通りです。

少し気持ちの整理ができたので今日からまた書き進めていきたいと思います。

健診の病院は家から自転車で数分の距離にあり、こじんまりとしつつも看護師の配置が手厚く、また心理相談の先生も2名体制で行っており、その心理相談も親側の気の合いそうな先生を親側が自分で選ぶ形をとっているため、閉鎖的でないところに魅力を感じた。

ドクターは1名体制だが、発達障害の分野において長年携わってきた女医先生。なんとなく、ここの病院へしようと決めた。それが結果的に良かったのかどうかは、今はまだわからない。

そもそも(のん太郎云々を抜きにして)、発達障害って画像診断は無理なの?脳の障害ってことが明らかなのであれば、画像診断さえできれば、診断の公平性が保たれるのと、親側の理解にもつながるのになと思った。(少し調べたら、画像診断じたいあるにはあるのだが、保険適用ではなく認知度も低い)

かつ、読者様のコメントさんにもあった通り、発達障害について健診の結果等で診断名がついたとしても、そこに法制度や治療法が追い付いていないので、診断名がついたとしても、画像診断などがないためその障害の程度もわかりにくく、かつ何十年先の経過を予測できる治療実績がない。場合によっては、診断名の一人歩きさえも考えられる。

また結局のところ、医者であっても人間であり、5歳というまだまだ日内変動の激しい子供を相手とする診断の不安定さ。人間が人間を診断し、脳の発達障害の確定診断をつけることじたい、だいぶあやふやな感じは否めない。

親から見てもドクターからみてもそして保育園(幼稚園)からみても、”明らかに”という以外は、わが子の日々の行動特性を、発達障害の分野の中に位置付けていくのは容易ではなく、そのような中でも診断をつけていくのであれば、医師側の責任の重さを感じざるをえない。診断によっては、その子の未来をも左右する。

もう医療関係者じゃないけど、小児における発達障害の分野の課題を少し垣間見た気がする。

なんなら、心理の先生を幼稚園や保育園に配置し、本当の意味での普段の様子を見てもらった方が、よほど正確な診断に辿りつけそうな気がする。まぁ、色々な問題が発生するだろうから、実現はしないだろうけど・・・。それでも、親が健診に至る前のスクリーニングとしては、心理士の配置は有効的ではないかと思った。でもでも、絶対に実現しないだろうけど~!

あぁあぁ~まだまだ私のこういうところ、医療側の目線が抜けだせない(汗)日本もさ、もっと心理士さんの立場を底上げ出来たらいいのにね。

さて受診日当日に話を戻そう。

のん太郎の手を取りながら小児科へ到着、この日が初診日となる。(H30.9/10)

ちょうど一般診療も終わっていたようで、待合室にはもう誰もいなかった。

本を読みながら待つのん太郎。すぐに名前が呼ばれる。

東京方式による5歳児健診

育児記録も含め受診時の内容及び、のん太郎と医師とのやりとりの様子を書いていきます。

5歳児健診事業ー東京方式ー

↑こちらの冊子の内容に沿って、その順番通りに健診は進められていきます。

(厚生労働省のホームページにも詳細がのっています。)

まずは身体測定から。体重・身長・頭位を測定。

保育園では前から2番目ののん太郎、107cmまで身長が伸びていた。牛乳神話をこよなく信じている5歳。毎日コップ1杯の牛乳を飲んではすぐに身長を計り、伸びたかな~伸びたかな~って気にしているいる。

続いて、目の検査。

どこに穴が開いているか答える一般的な視力検査。

あえて右や左の問いを多くしているのかな?とも思ったが、左右を間違えることなくサクサク答えるのん太郎。看護師さんに、「ちゃんと右と左の理解ができてて偉いね」と褒められ、デレデレするのん太郎。目の検査はどうやら楽しかった様子。

そして身体測定後、すぐに医師との診察となった。

5歳児健診における医師と子の面談。その実施内容とは・・・

まずは、自宅で記入してきた2枚の問診票を提出する。

1枚は食事・排泄・テレビとの接触時間など生活のリズムについての問診票、もう一枚目は25項目からなる親(保育士)から見た行動特性を3つの段階に分けてチェックするものでした。のん太郎の場合は、私が記入した内容のものを提出した。

医師はそれらの書類を確認の上、東京方式における25項目の児への質問をはじめていく。のん太郎との1対1の面談が始まった。

私は、のん太郎の座っているところより1mほど後ろのところに椅子を置かれ”こちらで見ていてください”と指示される。医師を前にしても緊張感のないのん太郎に、私のこの緊張を半分ほどい分けてあげたい気持ちになった。

さっそく、医師からのん太郎への質問が始まった。きっちりと冊子の通りに進められていく。

・なんという保育園ですか

・何組ですか

からはじまり・・・・・

・先生の名前を教えてください。

・保育園のカレーはおいしいですか

・おかあさんのカレーはおいしいですか

・どっちがおいしいですか

と、続く。

児が、どう答えるか?と、どのような態度で答えているか?を、医師は見ていたのだと思います。

25個の質問の中には、片足立ちができるか、ケンケンができるか、目を閉じたまま立っていられるか、両腕を前に伸ばしていられるか、などの動作を見る項目もあった。

そして、物の理解の質問項目として

・時計はわかる?何をするもの?

・お箸は、何をするもの?

などの項目もあり、時計は時間を計るもの、お箸はごはんを食べるものと、答えていくのん太郎。

続いて、しりとりの実施へと質問項目が進む。

医師「のん太郎くん、しりとりって知ってる?」

のん太郎「知ってるよ。」

医師「やってみる?」

のん太郎「うん!」

こんな形で自然としりとりがはじまる。

医師「犬」

のん太郎「ぬりかべ」

医師「べらんだ」

のん太郎「だるまおばけ」

医師「ける」

のん太郎「るす」

医師「え?ルス?」

のん太郎「そう、留守だよ。一人で家の中で待つということ。たまにオバケもでるけどね」

と、適格(?)に答えており、医師から「見ていると、ぼくはたくさんの言葉をしっているようだね」と、言われる。

まだまだ続くしりとりを、楽しそうに答えているのん太郎。

医師「留守ねぇ・・・・るす・す・す・・・すいか!」

のん太郎「からかさオバケ!」

私の心(あぁ・・・のん太郎、妖怪縛りしりとりしてる・・・・)

医師「けまり!」

のん太郎「り・・・り・・・・、オバケの名前じゃなくてもいい?」

私の心(やっぱり・・・・)

医師「なんでもいいのよ!」

のん太郎「じゃあ、リピート!」

医師「はい!よくできました!」

まだまだのん太郎はしりとりをやりたいようだったけど、次の質問へとうつる。こんな時に勝手に妖怪しばりしりとりとかさ、本当にやめてほしいわ・・・。

のん太郎が5歳児健診で引っかかったわけ

さて、検査項目も終盤へ。

今思えば医師からの最後の質問が、おそらく5歳児健診で引っかかった要因の一つだと思われる。

医師「先生が”いいよ”というまで目をつむっていられるかな?」

冊子によると、求められる秒数は20秒以上。

のん太郎は張り切って「いいよ!」と答えるものの、20秒という時間はなかなか難しいものがあって、途中に何度か目をあけて確認。その都度、まだいいよって言われてないよ!とのやり取りがみられた。

私も、この質問は厳しいなと思っていたので予想通りだった。

あと、もう一つ、31項目に及ぶ医師からの質問の間、のん太郎はずーーーと、体のどこかが動いていて、のん太郎の座っていた椅子は背もたれのない、クルクルと回るいすだったんだけど・・・・

↑これね(笑)

もうさ、のん太郎に回ってくださいって言っているようなもんなわけ(汗)

案の定、何回転したかわからないほど質問を答えるたび、しりとりを考えるたびにクルリンクルリンするわけですよ。医師もそれに対して注意をするわけではなく、私も見学者として座っていたので、声はかけず見守り体制。

きっとね、のん太郎のこの態度も5歳児健診的にはNGだったんだと思う。けど、私が注意しても彼は回ってたと思う・・・。

クルリンクルリンとまわりながら、それはそれはとても陽気なのん太郎。

そして、20分ほどかけてすべての質問項目が終了する。

のん太郎への検査終了後いったん診察室をのん太郎とともに退室するが、すぐさま私だけの名前が呼ばれる。そして私と医師の2人だけの面談となった。

長くなったので、次に続きます・・・。

いつもありがとう。

美羽

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