特別支援学級への進学の打診と、その診断の杜撰さに大きな疑問。

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ご訪問ありがとうございます。みゅうです。

発達障害の診断と支援学級の検討とチェックリストの正確さ

今日は、こちらの日記のその後・・・です。

保育園のママ友の長男くんに、IQの遅れがあると専門機関より指摘された日から数日がたった。その後私も冷静になり、やはりどう考えてもママ友の長男君に知的な遅れがあるという診断に私も納得がいかず(私の納得なんて関係ないんだけど)、昨日児童館でそのママさんと会うことになっており、ようやく顔をみて話すことができた。

具体的にはそのママさん、長男くんの日々の様子から”トゥレット症候群”を疑っている。もしかしたら、聞きなれない言葉かもしれないので、引用資料だけ下記に記載しておきます。

トゥレット症候群とは・・・
精神・神経疾患の一つで①多様な運動チックと②1つ以上の音声チックが、③1年以上の期間持続した状態です。

トゥレット症候群を発症しやすい人と発症率・・・
トゥレット症候群は、男の子の発症率が女の子の約3倍となっています。

トゥレット症候群の特徴(症状)1:音声チック症状
不謹慎な言葉や卑猥な言葉を発する(汚言症)
発言をおうむ返しする・唸る・奇声を発する・咳払いする

トゥレット症候群の特徴(症状)2:運動性チック症状
顔の動き(高速のまばたき、素早く顔をしかめるなど)
首や腕をブンブン振る・身体をせわしなく揺さぶる・身体を触ったり叩いたりするジャンプする・人や物にベタベタ触る・匂いを嗅ぐ

https://akachancare.com/ 引用:乳児期の子育て

上記のようなチック症状や、普段の長男君のそもそもの行動を心配していた彼女。それが心配で、専門機関を受診したにもかかわらず、結果的にIQテストに引っ掛かり悩みの方向性が、思わぬ方向へ向かってしまった。

ちょうど、昨日の昼も専門機関との相談日だったらしいが、昨日は特別支援学級のある小学校のリストを渡され、その小学校への申し込みの手順についての説明があったと。9月までに申し込まないと、小学校入学後にいざ希望することになった際に普通学級から支援学級へと変更することができない場合があるらしい。だから、今のうちに区役所へ申し込みに必要な書類をもらいにいかないと行けないと堰を切ったように話はじめた。主治医の他のに相談員がいたようで、その他色々な説明があったと。

思わず、待って待って待って!!!と、止める。こちらの声も大きくなる。

そもそも、特別支援学級って何?IQのテストって一度じゃなんとも言えないし、そもそもどんなIQテストだったの?長男君はテストの問題をそもそも理解した上でできなかったの?と聞く。

すると、そういえば・・・とその時の様子を話してくれたママさん。

迷路や図形の移動などの簡単なテストだったんだけど、こんなのできるからってマジメにやろうとしなかったと。出題してくれた先生ともお友達みたいになっちゃって、どこまで問題の意味を理解していたかは、わからないと言う。

ごめん、突っ込みどころが満載なんだけどいいーーー??と、前置きをする私。

そもそも今相談にのってくれているという、その専門機関の主治医大丈夫?特別支援学級という選択は、たとえ小学校といえど確実に将来を左右するものだし、決して特別支援学級を否定するわけではないけど、一度のテストで安易にすすめていいものでは絶対にない。そんなことを、言葉をやわらげそのママさん伝えてみた。

そもそもさ、ママさん・・・理解力の面で心配なことがあるって言ってた?私、聞いてないよ。と、聞く。

実際のとこ、長男くんの母親である彼女も、そして私もまさか・・・IQテストで引っ掛かり、特別支援学級の話がでるなんて思いもよらなかった。

しかしながら私には、一度だけのテストでIQに引っ掛かり特別支援学級を案内するといった、そのルーチン的な業務に対しての違和感だと言ったらありゃしない。書いててもイライラしてくるほどだ。

専門機関から様々な話を聞いてきたそのママさん曰く、”現在、区の対策として特別支援学級があることを広く伝えていく取り組みをしている”と言われたと。

ため息が出てくる。もう、どうしようか、私が苦情申し立てでもしようかと思うほどの内容だった。私がそこに同席してたら言い争いになるレベルだわ、まじで。

区は、特別支援学級があることを広く伝えていく前にやるべきことがあるでしょうし、小学入学前に自分の子どもに心配な要素がある親からすれば、特別支援学級とは最終的手段であり、その前になんらかの手をうっていきたいと思うはずだ。そのための受診ではなかったのか。

それに区から派遣されているその相談員の返答としては、今申し込まないと小学校にあがった際、普通学級が厳しいとなった場合移行できなくなるから、申し込みだけでもしておいた方がいいと説明があったと。

いやいやいやいやーー、ちょっと待ってよ区役所さん。じゃあさ小学校3年生とかになり、ようやくわかってきた発達障害があった場合などはどうするのよ。障がいの種類だって症状の出方だって様々なんだよ。その区の言い分やルーチン的な業務に憤りを覚える。特別支援学級の存在を広める前に体制作りしとけよって言いたい。

保育園の担任の先生にも相談したら、支援学級の件はかなり驚かれたと。そりゃそうだよ。絵だってうまいし、折り紙も説明書を見ながらできる。ブロックの組み立てもできる。私もよく長男くんのことを知っているが、行動や言動にたしかに心配なところはあるが、さすがに知的面での遅れなんて考えもしなかった。

そして、保育園の園長先生にも特別支援学級への進学は考えられないと言われようだった。

まだまだ話は続く。区の専門機関の主治医やその相談員は、特別支援学級対象児の療育制度の説明や相談窓口の紹介もしてきたと。

療育ってなに?みゅうちゃんわかる?と。もう大パニックだった。

ねえ、ママさん。あのさ、そもそもさIQが心配で今回の専門機関を受診したんだっけ?と、怒りを隠しながら聞く。

「全く違う。」と、ママさんは言う。

IQの件は、1度引っ掛かってしまったので心配だろうから、もう一度セカンドオピニオン的に相談してもいいと思うけど、さすがにいきなり支援学級の申し込みって、そもそもの悩んでいたところからだいぶ遠ざからない?と聞く私。頷く彼女。

一度、一番最初に悩んでいたところに戻らない?そこでまたIQの問題がでてきたら、その時点でもう一度考えていく形じゃだめなの?IQの指摘があってから、心配で心配で優しい彼女が強く長男君にあたるようになってしまったと。それじゃ、もう本末転倒もいいところだ。

専門の相談機関のはずが、母親を追い込んでどうするんだろう。

長男くんの行動で心配なのは、私ものん太郎の母親として同じことを思うのだけど、
昨日、お互いの子どもの行動を見ながら一緒にいた際、彼女は長男くんの1つ1つの行動にあれも心配これも心配と話してくるようになり、今までそんなことはなかったんだけど・・・・昨日はずっとそんな感じで、彼女とバイバイするのが少し心配になり、思い切って言ってみた。

ねぇ、長男くんの行動に一つ一つ診断をつけようとするのはもうやめない?と。

専門機関に受診してみたらと促したのはたしかに私だし、長男くん言葉を発するときに吃音とは違うチック症状はたしかに気になるところだけど、今のママさんが気にしているところは違う気がするよ。と、思い切ってそう言ってみた。

だからこそ、長男くんの全て行動に診断名をつけようとするのはやめようよと伝えたかった。そして、それは私にも言えることだった。

うまれもった性格も大きく左右すると思うし、もう一度専門機関に受診をしようと思った時の自分に戻れない?と聞く。

いつから自分がこんなにズレちゃったんだろ・・・・と、ママさん。
もう今回ばかりは、その専門機関のスタッフが悪いんだと思うわずにはいられない。

リセットできそう?と、少し間をおいてきいてみた。そしたら彼女、IQのことで悩みすぎて、頭の中大混乱だったって。うん、そりゃそうだ。

のん太郎も落ち着きないから、そのママさんの気持ちもよくわかるし、だからこそ、今回のことを通して色々と思うことがあった。

私の住んでいる地域だけもしれないが、IQ診断に関してはかなり杜撰な作業としか思えないこと、支援学級への進学の打診はもう少し慎重に行うべきであること。

あ~・・・これが仕事上での出来事だったら、区へ申し出をするんだけど今回ばかりはそうはいかない。

近年、幼児研究がすすみアスペルガーや自閉症スペクトラム障害など、さまざまな診断名が加わり、親たちもその専門的な病名を一度は耳にするような時代となった。

診断名がつき、その診断名に合わせて治療を早期にすすめていくことは、その子にとって大変に意味のあることだと思う。

しかし今回のことのように、診断名だけがひとり歩きし親たちを苦しめるものではあってはならないし、その診断を親たちに告知する場合、医師2人以上の確定診断が必要など、しかるべき制度体制をとることが求められるのではないかと思った。

あまりに安易でありそれがどれだけ親たちを苦しめ、その結果日々ともにする家族にどれだけの影響が及ぶか今一度考えて欲しいと思った。

診断を付けることは、その子が生きやすくするものでなくてはならないし、診断をつけるだけつけ、そこに支援の手が及ばないのであれば、その診断こそなくなればいいとすら、私は思う。

この怒り・・・どこかにぶつけたかった・・・・。

聞いてくれてありがとう。いつもすみません。

そして今日もありがとう。

美羽

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