ご訪問ありがとうございます。みゅうです。
ADHD長男2年生(投薬治療中)、今のところ定型発達児年少(幼稚園)の子育て真っただ中でございます。
いつもメッセージやコメントを残して頂きありがとうございます。ありがたく読ませて頂いてます。コメントやメッセージで頂いたご質問に関しては、当ブログ上でお返事させて頂きます。個別返信なかなかできずに申し訳ありません。
また読者様におかれましても日常生活では聞きにくい”あれ?うちの子大丈夫?”っていう心配事があれば、コメント欄にお書きくださいませ。
勝ち負けにこだわる困り事
今5歳で今春年長になる息子が1人います。のん太郎くんが5歳の頃の記事を読ませて頂いたのですが、うちの息子の特徴にそっくりでびっくりしました。お母様の気持ちに共感しまくりながら読んでいました。
ひとつお伺いしたいのですが、うちは今ゲームや遊びで(かるたやスゴロクなど)で負ける、または負けそうだと分かると大泣きし勝ちそうな人を言葉で攻撃し、酷い時はものを投げたり手が出たりします。何度注意しても治らず自分でも感情のコントロールが難しいと思っているようです。これは幼稚園でもあるようで、今年はコロナで保護者面談が中止になったのですが我が家だけ特例で担任と面談になりました。
のん太郎くんも負けを認めるのが難しいとありますが、それはやはり障害の特徴なのでしょうか?
コメントさん、ありがとうございます。
今、年中さんということなので今後どう成長していくかは未知数だと思いますが、少し凹凸を疑った方が良いかなと思います。理由としては多かれ少なかれ負けた際の他害があるからです。
ただ困り事が勝負ごとのみというのであれば、その子の気質なのかなと思います。
勝敗がつく遊びについて、勝負の結果次第では『負けると泣く・癇癪を起す』というのは”勝つ”ということを前提にその遊びを始めているからです。「ゲームは勝つこともあるけど、負けることもある」これを言葉で伝えて、家では負ける練習をさせてあげる。負けても怒らなかったらたくさん褒めてあげ、負けて癇癪を起してしまった場合は、そのゲームを打ち切る。(最後は勝って終わらせてあげる)
そんな練習を我が家ではしています。
けれど特性あるあるなんですよね、負けることが許せないって。定型発達児なら説明しなくても予測がつくことが、凹凸っ子にはその予測はできません。たとえ頭ではわかっていたとしても、受け入れることはできない。そんな感じでしょうか。
”負けて泣く”程度ならやや性格が小難しい定型発達だと思いますが、泣くを通り越し、大泣き・癇癪まで移行してしまう場合は多いに凹凸が考えられるかと思います。
『ゲームは勝つこともあるけど負けることもある』ってことを、やる前に見通せない&負ける自分を想像できない、だから負けた時の心の葛藤が表面化してしまうのでしょうね。俗にいう”一番病”ってやつですが、ゲームというのは対相手がいることなのでこれはけっこう厄介です。友達関係に影響が出てきます。
今後の対人関係にどうしてもゆがみが生じてしまうので、”負ける”ということを繰り返し繰り返し学んでいくべきことかなと思います。一朝一夕では身につかないので、何年もかかると思います。
注意しても特性の場合、残念ながら治りません。そのため”負ける”という経験の場数が必要なんですよね。
知的水準がやや高めの”一番病”について
ここからはのん太郎の場合です。
今思えば、のん太郎は知能がやや高めだったのだろうと思います。
2歳半でブロックの説明書や物の数を理解していたし、空間把握も抜群だった。そしてルールのある遊びの理解も早かった。1人目だから、こんなものかなと思ってたけどそういうわけではなかったのを知るのはもう少し先のこととなります。
その後、年長の時に将棋にハマり保育園内では負け知らず。先生にも勝ってしまう腕前でした。トランプやウノ、オセロというルールのある遊びをこの頃から楽しむようになりますが、同年代でやっても負けることが少なかったのだと思います。運動神経も良く、年長児にはすでに4泳法を泳げていたし、足も速かったので、運動面でも総じて負ける経験をあまりしてこなかったのではないかなと思います。
それでも、じゃんけんやすごろくなど”運”を必要とする遊びでは”負ける”ことを経験していきます。その場合はずるをしてでも勝とうとし(特性あるある)、すごろくも自分の望んだ数字が出なければ勝手にやり直したり(特性あるある)、じゃんけんだって”相手が後出しした!”などと、難癖をつけたりもしていました。
そのたびに私も注意したり、厳しく叱ったりするも、保育園時代では彼の変化は見られませんでした。
今は通級でも負ける経験の指導をしてもらっているので、勝ち負けで大変な思いをすることはないけれど、早い段階で療育や通級とつながっておくってとても大事だなと痛感します。
じゃあ、勝負ごとをやらせなければいい?減らせばいい?とも考えましたが、まぁそうもいきません。”一番病”は小学校に入ったら確実に苦労するので、負ける練習を習慣的にしてあげるのもいいと思います。
子どもの世界では”わざと負ける”というシチュエーションはまず存在しませんから。
通級では負けても”まぁいいか”や”次がある”と、思えるようになれば本人の生きにくさが少し解消されるのではと感じます。
なんせ”まぁいいか!”が凹凸っ子にはなかなかできませんから。
ちなみに勝敗だけじゃなく凹凸っ子は”まぁいいか!”が苦手です。私はそれを、無駄な完璧主義とよんでます。そのお話はまた今度!
発達の凹凸を抱えている子は、いくつもおり重なって困りごとを抱えていることが多いので一つ一つ紐解いてあげないといけないんですよね。一番病も困り事の中の、ごくごく一部だったりします。しかし親側のこちらも日々の生活に疲弊しているからその紐を解けないまま、新しい困りごとが出現する。そんな生活です。
さいごに・・・
絶対に許してはいけないのは他害です
ADHD・自閉、、、診断名は様々で凹凸の表われ方、特性などの困りごとの程度は本当に様々ですし、それに育てる側のキャパシティーによっても”困り事の程度”は変わってきます。
ただ、絶対的に言えるは”他害”だけは許してならないということです。
手で暴力をふるう、足が出る、物を相手に向かって投げる、物を使って攻撃をする、これらはもう絶対にNGです。
のん太郎の困りごとは”気持ちの切り替えが難しい”というところから派生し、癇癪・登校しぶりなどがあり、ADHDの診断のもととなったのは”他害”ではありませんでしたが、今思えば投薬なしでなんとか踏ん張っていたとしたら、今頃は他害で苦しんでいたかもしれないなとも思います。
外での他害もアウトですが、もちろん家でも他害もアウトです。
今は体が小さいからなんとかやり過ごせる他害だとしても、数年後にはそうはいきません。他害がある子に関しては、医療機関と早々に繋がっておいた方がいいというのが私の持論です。
のん太郎は怒りの矛先が物にあたることがしばしばみられます。その行動を見ていると、投薬対象だなと我が子をみて思います。残念ですが・・・。
私はのん太郎には、人や物を傷つけてはいけない法律があり、それを守れなかったら警察に通報すると伝えてます。人や物を傷つけることは犯罪であり、警察に捕まったら、すぐには家には帰れないし、どういったところで生活するかまで伝えてます。脅しではありません。”事実”です。
ママはあなたのママであるけれども、犯罪を認めるわけにはいかないんだよ。
と。今まで、何度伝えてきたかわかりませんし、このも先も何度も何度も彼に言うことになるでしょう。
息子は将来・・・警察のお世話になことがあるのではと不安になることがあります。悲しいですが、この不安をぬぐえることは当分ないと思っています。
そうならないために、学校があり、通級があり、療育があり、家庭があるのだと感じます。ADHDの特性は育て方では絶対にないけれど、その特性を放置したら将来本当に大変なことになるだろうなと思います。
まぁ、、、なんでしょうね、、、、なんとも大変な子育てがエンドレスに続き、一難去らずしてまた一難ってとこでしょうか。
最後にのん太郎は外では頑張って”普通”を装うADHDっ子です。その分、家での妹への攻撃が最近目立ちます。では、この話も、また次回!
いつもありがとう。
美羽
コメント
みゅうちゃん、こんにちは
お久しぶり
1番病わかるわかる
うちは妹とどちらが先かで喧嘩しまくってるよ
歯磨きの仕上げ磨きとか、夜寝る前の絵本をどちらのを先に読むかとか
先着順だけど、「僕が1番が良かったのに!」と泣きます
妹がいるからこそ、負ける経験ができていいなと思うけど
まぁ毎日毎回飽きもせずです
お互い大変だね
うちらよく頑張ってるよね
息子は先月から幼稚園1本になりました
病院での週1のOTとSTは継続しつつ、療育園は卒業、療育園へ通うために取得した受給者証も役所に返却しました
のん太郎くんと同じで知的な遅れはないので手帳も出ない
息子が発達障害児であることを示す公的なもの?はなくなりました
4月から年長で、夏頃からは就学相談が始まります
さて、どうなるかな
あ、そうそう放課後等デイサービス的なものはのん太郎くん利用してるの??
今通ってるOTとSTは就学前までのもので、小学生になってから療育0になるので、放課後等デイサービス的なものを利用するか、就学してもできるOTとSTを探すか、それとも療育0で大丈夫なのか…主治医の先生にも相談しようとは思ってるんだけどさ
あ、あとコグトレって知ってる?
前回主治医に小2あたりからコグトレ始めるといいよって言われたんだ
みゅうさんこんにちは!
お久しぶりです。
のんたろくんを授かった頃にみゅうさんのブログと出逢い、過去ブログを毎日少しずつ読み進めながら妊活をし、授かった娘は5歳になりました。
先日はじめてのバレエの発表会がありまして、みゅうさんのピアノのお稽古に関するブログをいま一度読み返して保護者としての心配りの在り方、こどもへ伝えていきたいこと、あらためて心に留めました。
どこにも書かれていないこと、なかなか教わらないことを教えて頂きただき、改めて感謝しています。
次のレッスンが発表会後初めてのレッスンとなるのでお月謝袋の渡し方を教えて、本人からお渡ししてみようと思っています。
カテゴリの違うブログにコメントさんごめんなさい。埋もれてしまわないようにと思いましてこちらに失礼させていただきました。
本当に本当にありがとうございました(^^)
美羽さん
はじめまして、ブログを最近一気に読ませていただいてます。
私の3歳の息子が、落ち着きのなさから療育センターでの診察待ちです。
のん太郎君と息子に似たところもあったりで、親は今後の不安と苦労にも覚悟を決めなければと思っています。
また、美羽さんの困り感と頑張りにすごく共感しました。
のん太郎は投薬を経て学校で落ち着きつつあるということでしたが、その後はいかがですか?
美羽さんの気分がのったときやイヤなことがあったときでも。またお話が聞けたらうれしいなと、勝手にそっとお待ちしています。
みゅうさん、こんにちは。
以前、コメントさせていただいたことがある者です。
のん太郎くん、小6、小学校最後の一年ですね。
最終更新から3年が経っていますが、今でもみゅうさん、ご家族はお元気だろうか、、とたまにブログを覗きに来てしまいます。