ADHDの子供を育てるということ

今日はワーママ最後の日、やり切った!その言葉に尽きる私の仕事人生

ご訪問ありがとうございます。みゅうです。

働くということは生きるということ、それは子どもが生まれたあとも変わらなかった。

仕事が大好きで、責任はやり甲斐へと変わり、良い環境に恵まれ本当に幸せだった。そしてそれも今日で最後となった。

仕事を辞める!そう決意してから今日まで、驚くほどあっという間だった。仕事を辞めたあとの私の新しい人生が明日から始まるが、今日は退職という余韻にしばらく浸かっていたい、そんな気分だ。

辞めると決めてからも悩み、それでも退職を決意しそして今はその決断が正しかったなと思っている。これで良かったと。

退職を決めた当初は、最後の日は寂しい気持ちになったり、やっぱり後悔したりするのかな?と想像していた。大好きな仕事が自分の手元からなくなるが、なくなったあとの自分は大丈夫だろうか?ちょっと自分を心配したりもしていた。

しかし、今日の私の心はとても晴れやかだ。今の気持ち、”やり切った!”の一言。本当にその言葉に尽きる。

その”やり切った!”と、言うのは、家事や育児、仕事の両立をやり切った!ということではなく、純粋に今のこの仕事じたいをやり切った!という思い。もうね、思い残すことは何一つない!そう言い切れるくらいに。

仕事は、やり切った!そしてワーママとしては頑張った!この表現がなんだか私にはしっくりくる。

在学中に国家資格を取得し卒業、その後病院勤務にてたくさんの方々の相談にのらせて頂き、その他研修会や大学での講義、地域での公演会での講師、そして参考書の共同執筆。その仕事は多岐にわたった。いや~忙しかったー!!!

今年になり、仕事のセーブをするまでは全力疾走だった。

病院は様々の人が行きかう場。生と死、交通事故、不慮の事故等での突然の障害や身体に残った麻痺。心疾患や脳梗塞などの突然の病。そして癌。その説明時の立会いは何年たっても重い重い時間だった。

病院の相談職であるため、病気からくる様々な相談にのらせて頂いてきた。

日常生活が一変することへの支援等、こんな私がと思うこともあったけど、全力で話を聞くこと、それに伴う社会的支援、社会復帰の援助等、同じ内容の相談は2つとない全てに人生があり、それが私の仕事だった。人の気持ちに寄り添うこと、その大切さを学んだ。

病気によるその患者様の人生の岐路、時に辛い相談も多かったけれど、常にその方の最善の結果になるようにと、言葉を選んできた。そして支援へとつなげてきた。退院の時の”ありがとう”と”お世話になりました”の、その言葉で何度も何度も救われた。こちらが”相談にのらせて頂きありがとうございました”何年たっても、日々そんな気持ちだった。

この仕事を選び、良かった。天職だった。

患者様や専門職である職員との出会いは私の財産となった。

そして今日、清々しい気持ちで、この真っ白な白衣を脱ぐことができる。

挨拶まわりをすませ、各科に”私がいなくなったら寂しいでしょうが、これからも相談職チームをよろしくお願いします”と伝えてきた(笑)みんな笑ってた。

これからも日々感謝の気持ちを忘れずに、今度は妻として母として一生に一度しかないこの子育ての日々を十分に味わっていこうと思う。手をぬきながら、でも、そう全力で。

いつもありがとう。

美羽