ADHDの子供を育てるということ

予防接種を打たないという選択、あなたはどう思いますか?

ご訪問ありがとうございます。みゅうです。

今日は、病院勤務時代にあった予防接種を打たないという選択をしてきたお母さまたちのお話です。

正解のない子育て、その中で私も考えさせられた出来事です。

(子供にも母親にも身体的・精神的な障害がないものとしてお考えください)

私がのん太郎の母親という立場ではなく、長年病院で務めてきた医療従事者としての意見です。情報社会がゆえに母親を惑わす。適切な時期に適切な医療を、医療を受ける前に可能ならば予防から。これは基本です。だからこその予防接種、定期接種は義務、しかしその義務ですら選択制だと主張されることがありました。それに予防接種を打たないという選択の著書もあれば講演会もある。確かに何が正しいのか、なかなか判別ができないのかもしれない。

しかし、知っていましたか?

先進国、先進国と言われる日本。予防接種においては日本は”後進国”なんです。

そもそも任意接種じたい無くすべきであり、その代表的なのがロタワクチン。発展途上国ですら定期接種のワクチンが日本ではいまだに、親の選択制となっている。

そして家庭によっては毎年の接種しているであろうインフルエンザワクチン。これも日本では任意接種だけアメリカなどは定期接種の予防注射。インターネットでも”予防接種 日本 遅れている”とでも検索すれば、たくさんの記事が出てきます。ちなみに、接種後の次回接種までの日数を細かく決めているのも日本。欧米では、それよりも接種率の向上の方におもむきを置いている。

日本の予防接種の現状知っておいて損はなく、のん太郎ものん子も任意の予防接種まですべて打たせています。しかし、任意接種のワクチン代は高い。きっと10年後は任意接種じたいがなくなるだろう(なくなすべき)と言われていますが、まだまだその道までは長そうです。

個人的には、おたふくかぜのワクチンがなぜに任意なのかかも意味不明です。

さて、本題にうつる前にこれだけは言わせて。

そもそも予防接種を打たないという選択をなぜできると思いますか?

予防接種を打つ・打たないという選択をどう思うか?以前に、そもそもなぜ、打たないという選択ができると思いますか?

ワクチン接種が定期化されている疾患は、大大大前提として、多くの人がその予防接種を打っているからこそ現在において蔓延していないのです。これがもし、そのワクチンがなくなったら・・・と考えると、とても恐ろしくないですか?

そしてもしも、そのワクチンを打たないと生死にかかわる発展途上国に住んでいたとしたら、確実に打つという選択をするように思えます。

打たないという選択をする人たちは、予防接種を打っている大多数の人に甘えそして守られているからこそ、打たないという選択を堂々とできるのです。そのことだけはわかっていてほしい。

国で決められた予防接種を打たないという選択、あなたはどう思いますか?

各自治体により予防接種の助成は様々でしょうが、定期接種に関していえばまず無料で受けられるはずです。

任意接種の予防接種に関しては、経済状況もあるでしょうから医師から打つようにと指導は積極的にはできないのですが、定期接種に関してはしっかりと指導してきました。(医師が)

今日は、予防接種を打たないとどうなるかなんて話をしたいのではなく、予防接種を打たないという選択をどう思うか考えていきたいと思う。

それは、ずっと病院勤務時代に新人の子たちに指導してきたことで、予防接種を打たないことへの危険性は調べればいくらでも記事が出てくるし、なんせ医師や看護師から母親への説明がいく。

それでもやはり打たないという選択は覆ることはない。その場合、予防接種以外の面はどうだろうかと、確認をする。

しっかりと定期受診もさせていて、子どもにも可愛い服をきせている。オムツだってきれい。予防接種を除けばごくごく普通のお母さんであることが多い。

じゃあ、予防接種を打たないことだけが問題なのか?ってことになる。もちろん予防接種を打たないということだけでも大きな問題の1つだけど、実はそれだけじゃない。

まず予防接種を受ける権利は誰にあるか?

そう、その子自身にあるのです。子育ての責任は親にあるけど、医療を受ける権利は子どもにある。予防接種を打たない選択がゆえに、その病気にかかり重症化してしまった場合も恐ろしい。

けどね、それだけじゃない。

まだまだ0歳だから、親の思いに背くことはないけどれど、可愛いだけじゃないのが育児。(これ、私よくわかってる)

2歳からはじまる小さな反抗期。イヤイヤ期に突入する。

そしてそれが4歳5歳にともなれば、言葉も発達し立派に反抗してくる。小学校に上がればなおさらだ。

母親としての信念が強いことは良いことだが、予防接種という義務をあえて選択しなかったその信念の強い母親の子が大きくなり、母親のその強い信念が子供に通用しなくなった時が怖い。

だからね、予防接種を打たないという選択は医療面だけの怖さではなく、それが実際の育児にも及ぶということ。

だから、予防接種未受診の乳幼児が受診した場合は、何か変わったこと、親側が困っていることがないか特に注意をしてほしいとお願いをしてきた。児童を取り巻く人の目は多い方がよく、ママ友、保育園・幼稚園・学校、そして病院。

国の決まりに背くほどの強い信念の子育ては、時としてその信念が邪魔をする。そして実はその心はすごく脆かったりするのだ。

きっと私たちはこれから色んな親や色んな子に出会い、もちろん私もその一人だけど、この先、あれ?大丈夫かな?と思うような母子に出会ったとしたら、どうか目を背けずにいてほしい。相談窓口、実はたくさんありますから。

最後に・・・・

私自身、今までたくさんの支援に携わりその相談内容は多岐に及びます。

だからね私、自分の子育ては”ちゃんとできる”と思ってた。けど、実際はちがった。全然だめで、ダメなことばかりだった。育ててみて初めてわかった、子育ての大変さと自分のキャパシティーのごく狭さ。

けれど、自分のこのだめさ加減をブログ以外に口に出せる状況ではなかったと思う。

職場の人たちは、子育てもちゃんとしているって思ってた。でもね、ちゃんとしてたのは、仕事だけ。あとは、全然ダメ。

改めて、この日記を続けてきてよかったなと、読者様には感謝だなと今日はそんな気持ちになりました。

いつもありがとう。心から。

美羽

追伸:

予防接種の是非に関しては、それぞれの考えがあると思うので今日はあくまでも病院で務めていた私の考えということです。